2015年8月17日月曜日

日本のプロジェクト・マネージメントと、アメリカのプロジェクト・マネージメントの差

日本のプロジェクト・マネージメントと、アメリカのプロジェクト・マネージメントの差
の話です。そもそも、もともとの考え方が違う。
以下は、一例です。

プロジェクト計画書より大事なものがある。それは、「ゴールの記述(と、その達成)」です。それをアメリカでは、ビジョン・ドキュメントと言います。

プロジェクトって何でしょう?
英語の語源から言うと、何かを前の方に放り投げることをプロジェクトと言います。

だから、予測された売上も projected sales と言われます。
プロジェクターは、画像を前のスクリーンに映し出す(放り投げる)ものです。

ITで言うところのプロジェクトとは、(何かを達成するために、こんな感じでやろうねと)放り投げられたもの案をプロジェクトと言います。
放り投げられたものだから、それがちゃんと予想通りに動くかどうかなんてわかりません。
だから、マネージしなければならないわけですね。

「放り投げられたもの」=「(結構ざっくりとした)計画」な、わけですね。
最近になって、やっと気が付いたのは、日本人は、計画したら、その計画を守らなければいけないと思う。

アメリカ人は、計画したものは、まだまだ、もやもやしているから、守る対象じゃないと思っている。それより大事なことは、「何を達成しなければいけないのか?」というゴールなんです。計画なんて、その都度、方向修正すればいいんです。
このマインドセットの違いは、恐ろしく大きいんです。

だから、アメリカ人にプロジェクト計画書を作れと言っても、出てこない。なぜならば、そんなもん、どうでもいいこと(すぐに姿を変えるもの)だからです。

それより、マネージするために、やらなければいけないことがいくつかある。予算管理、スケジュール管理、スコープ管理、リソース管理、品質管理、その他。
日本人は、それらを全部盛り込んで、プロジェクト計画書を作りたがるんだけど(それで、作って安心する)、アメリカ人から見ると、そのドキュメント化自体は、エネルギーを一番かけるところではないんです。


この考え方の差って、アメリカ人と日本人が一緒にやるプロジェクトでの、最大のギャップなんですよね。

そして、どちら側も気が付かない。